休んでいるのに気が休まらないのはなぜ?|休むことに罪悪感を感じる理由

休日に自宅でゆっくり過ごす女性 生き方・選択

休日にゴロゴロしていても、
頭のどこかがずっと動いている。

何もしていない自分に、
ふと落ち着かなさを感じる。

「ちゃんと休めているはずなのに、
休んだ気がしない」——

そんな感覚を、繰り返し味わって
いる方は少なくないでしょう。

休んでいるのに、なぜ気が休まらないのか

身体は止まっていても、頭の中では
次にやることや、終わっていないことが
ずっと流れ続けている。

そんな状態のまま過ごす休日は、
時間としては休んでいても、

気持ちの上では休めていない
ことがあります。

平日モードから休日モードへ、
切り替えようと思っても、
なかなか切り替わらない。

頭の中では、まだ平日の
続きが流れている。

身体だけが休日に置かれていて、
頭がそこに追いついていない——

そんなちぐはぐさが、
「休んでいるのに休めていない」
という感覚の正体なのかもしれません。

「このままではいけない」と、
無理やり頭から追い出そうとした
ことのある方もいるでしょう。

けれど、焦って追い払おうと
すればするほど、かえって
その考えに意識が向いてしまう。

大切なのは、
「頭を完全に止めなければ休めない」
と考えることではなく、

自分が少しでも緩める時間を
持てているかどうかです。

車のハンドルには、あえて「遊び」
と呼ばれる少しのゆとりが
作られています。

ぴったり固定されているのではなく、
わずかな余白があるからこそ、
安定して走ることができる。

頭の中も同じで、きっちり
止めようとするより、

少し緩んでいる状態のほうが、
かえって落ち着いていられる
のではないでしょうか。

身体を休めるだけでなく、
気持ちも少しずつ緩んでいく。

そんな時間があって、はじめて
「休めた」と感じられるのだと思います。

休むことに、なぜ罪悪感がついてくるのか

何もしていない時間に、
ふと「このままでいいのか」
という感覚が浮かんでくる。

動いていない自分に、
落ち着かなさを覚える。

これは、休むこと自体が悪い
というより、

「動いていない状態」に、
どこか落ち着かなさを
覚えてしまっているのかもしれません。

効率よく、隙間時間も無駄にせず——
そういった価値観が、
世の中には根強くあります。

通勤中にオーディオブックを聴く。
移動時間に本を読む。

何かを積み上げている感覚が
「充実」とされる空気の中では、

何もしていない時間そのものが、
居心地の悪いものに感じられてしまいます。

休日に美容院へ行くと、
「今日はこれからどこか
行かれるんですか?」と
聞かれることがあります。

特に予定がないと答えると、
なんとなく気まずさを覚える。

そこには、
「予定があって動き回っていること」
が充実の証であるかのような、

ひとつの公式が世の中に
共有されているように思えます。

気づけば、少しの隙間時間さえ
何かで埋めずにはいられなくなっている。

そんな状態に、心当たりのある方もいるでしょう。

公園のベンチでゆっくり過ごす女性
休むことを、自分で選び直す

休めない自分を責めても、
休息にはつながりません。

むしろ大切なのは、
「休むと決めるのは自分だ」
という感覚を、

あらためて自分の中に
置き直すことです。

隙間時間さえ埋めることを
「充実」とする価値観は、

いつのまにか外側から
身についたものだったりします。

それを一度、
「本当にそうなのか?」と眺めてみる。

それだけでも、
少し見え方が変わってきます。

電車の中で、何もせずぼーっと過ごす。

休日に、あえて予定を入れずに過ごす。

頭の中に浮かんでくることを、
無理に片づけようとせず、
そのままにしておく。

そうした時間は、一見
「何もしていない」ようでいて、

自分の内側にあるものに
気づく時間になります。

「今日は1日、家でゆっくりする」——
それもまた、何もしないのではなく、
自分でそう選んだこと。

予定を詰め込むことだけが
選択ではなく、

何もしないと決めることも、
ひとつの選択なのです。

結び

気が休まらない休日は、
「休む」という時間の使い方を、

自分の手に取り戻すタイミング
なのだと思います。

「休まないと」と頑張るのではなく、

「私は、本当はどう過ごしたいんだろう?」

そんなふうに、自分に問いかけてみる
ところから始めてもいいでしょう。

こうした「休みたいのに、
なかなか力を抜けない」
という感覚は、

HSS型HSPについて書いた
記事とも重なる部分があります。

気になる方は、こちらの記事も
参考にしてみてください。
※HSS型HSPシリーズへのリンク

そして、自分でも気づかないうちに
身につけてきたこうした心のクセに、

カウンセリングという形で
向き合ってみる方法もあります。

「もっと頑張らなければ」
と自分を動かすのではなく、

まずは今の自分の内側にあるものに
気づいていく。

そんなところから、一歩を見つけていく
カウンセリングをご案内しています。

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