人と会ったあと、どっと疲れるのはなぜ?|楽しかったのに疲れてしまう理由

楽しく会話をする女性たち|人と会ったあとに疲れる理由 感情・心理

楽しい時間を過ごしたはずなのに、
家に着いたとたん、糸が切れたように
動けなくなる。

友人とのおしゃべりも、
久しぶりの再会も、
その場では確かに楽しかった。

たくさん笑ったし、
また会いたいとも思った。

なのに、一人になった瞬間、
どっと疲れが押し寄せてくる。

「楽しかったのに、どうして
こんなに疲れているんだろう」

そんな経験はありませんか。

私自身、心から楽しかった日ほど、
この疑問が強くなります。

楽しかったはずなのに、
どうしてこんなに疲れるんだろう。

そう考えているうちに、
疲れそのものより先に、
ある感覚に気づきました。

「疲れている自分」を、
一緒にいた相手に対して
申し訳ないと感じていたのです。

同じように、自分の疲れに
罪悪感を感じてしまう人も
いるかもしれません。

でも、楽しかったことと、
疲れたことは別の話です。

「楽しかった」と「疲れた」は、両立する

人と会って疲れるというと、
苦手な人と一緒にいたときや、
気を遣う場面を思い浮かべる
かもしれません。

けれど、相手が好きな人でも、
楽しい時間でも、
疲れることはあります。

人と一緒にいるとき、
私たちはただ会話をしている
だけではありません。

表情のわずかな変化、
声のトーンのちょっとした揺れ、
話の間合い。

そうした細かなところまで、
意識しないうちに目が向き、
耳が拾っていることがあります。

さらに、大人数の場所なら、
周囲の声や人の動き、
店内の音や雰囲気など、
会話以外の情報も一度に入ってきます。

その場では楽しくて気にならなくても、
たくさんの刺激を受け取ったあと、

一人になってから疲れが
表に出てくることがあります。

だから、

楽しかった。 そして、疲れた。

この二つは矛盾しません。

疲れた自分に、罪悪感を持っていませんか?

ここで少し気をつけたいのが、
疲れたことそのものよりも、
疲れた自分を責めてしまうことです。

そんなふうに考えて、
疲れをなかったことにしてしまう。

そして、帰宅してからも家事をしたり、
仕事をしたり、スマートフォンを
見たりして、休むことを後回しにする。

でも、身体が疲れているなら、
そこには何か理由があります。

楽しい時間だったからといって、
消耗しないわけではありません。

むしろ、楽しいからこそ
夢中になって、その場では疲れに
気づいていないこともあります。

だから、「疲れた」と感じたときには、

「楽しくなかったから疲れたのかも」

と考えるのではなく、

「楽しかった。でも、私には
少し刺激が多かったのかもしれない」

と捉えてみてもいいのではないでしょうか。

「人に会うと疲れる」の中身は、人によって違う

「人と会ったから疲れた」
と思っていても、

実際には何に疲れているのかは
人によって違います。

会話を続けること自体に
疲れる人もいれば、

相手の気持ちを考えすぎてしまう
人もいる。

大人数の場だと情報が多すぎて
疲れる人もいれば、

周囲の音や人の多さそのものに
消耗する人もいる。

長時間、人と一緒にいること
自体が疲れの原因になる人もいれば、

移動や予定が重なって、
単純に体力を使っているだけの人もいる。

「人づき合いが苦手だから」と
ひとまとめにする必要はありません。

むしろ、自分は何に疲れている
のかを知ることが大切です。

同じ「人と会う」でも、
少人数なら平気なのか、
静かな場所なら平気なのか、
短時間なら楽しめるのか。

そこが分かると、自分に合った
つき合い方や休み方も見えてきます。

「気づく力」と「動きたい気持ち」が重なると

細かな変化に気づきやすい人は、
それだけ多くの刺激を受け取っています。

相手の表情のわずかな変化、
声のトーンの揺れ、場の空気。

意識しなくても、自然と目に入り、
耳に入ってくるからです。

そこに、新しいことや人との交流を
楽しみたいという気持ちが重なると、
刺激はさらに増えます。

気づいたことに反応して
自分から会話を広げたり、

初対面の人にも
積極的に話しかけたり、

興味を持ったら
すぐ動いてみたりする分だけ、

受け取る刺激も、自分から
新しい刺激を取りにいく分も
増えていくからです。

つまり、細かく気づく分と、
自分から動く分。

刺激が入ってくる入り口が、
二重に開いている状態です。

それだけ疲れが大きくなることが
あるのも、不思議ではありません。

「一人になりたい」は、人が嫌いという意味ではない

人と会ったあとに、
「しばらく一人でいたい」と
感じることがあります。

それを、

「人と関わるのが嫌なのかな」
「私はつき合いが悪いのかな」

と考えてしまう人も
いるかもしれません。

でも、一人になりたいからといって、
人が嫌いとは限りません。

外に向けていた意識を、
自分の内側に戻す時間が
必要なだけかもしれないのです。

人と会ったあとは、予定を入れずに
少しゆっくりする。

帰宅後は、すぐに次のことを始めず、
何もしない時間を作る。

次の予定までに余白を入れておく。

そうした時間を「サボっている」と考えず、
自分が回復するために必要な時間として
扱ってみるのもひとつです。

まとめ

人と会ったあとにどっと疲れるのは、
必ずしも
「その人と会いたくなかった」
「人づき合いが苦手」
ということではありません。

楽しい時間にも、私たちはたくさんの
情報や刺激を受け取っています。

だから、

「楽しかった」と「疲れた」は、
両方あっていい。

疲れた自分を責めるのではなく、

「私は何に疲れたんだろう?」

と少し立ち止まってみる。

そこから、
自分に合った人との距離感や、
回復の仕方が見えてくることがあります。

こうした「気づきやすさ」と
「動きたくなる気持ち」の
両方が強い気質は、

HSS型HSPと呼ばれることがあります。

もし心当たりがあれば、
こちらの記事もあわせてどうぞ。

HSS型HSPとは?矛盾する気質とのつき合い方

自分に合ったペースや、
感じやすさとの付き合い方を
一緒に整理したい方は、
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