HSS型HSPの本当にやりたいことは、気質を理解した先にある

本を読みながら自分のやりたいことについて考えるHSS型HSPの女性 生き方・選択

前回、HSS型HSPという矛盾した
気質そのものについて書きました。

好奇心が「外へ」と背中を押す一方で、
繊細さが「待って」とブレーキをかける。

その両方を抱えながら生きているのが、
この気質の特徴です。

でも、気質を理解しただけで
何かが変わるわけではありません。

「自分はHSS型HSPだったんだ」
とわかって少し楽になった。

その先へ進めているでしょうか。

気質を理解することは、
ゴールではなく通過点です。

大切なのは、そこから先、
その気質をどう活かしていくかだと思います。

気質を知ったことで、立ち止まっていないか

気質を知ることは、自分を理解する
ためにとても大切です。

ただ、ときには
「HSS型HSPだから仕方ない」と、

自分の可能性まで狭めてしまう
ことがあります。

繊細だから、
うまくいかないかもしれない。

好奇心はあるけれど、疲れやすいから。

そんなふうに、気質そのものは
否定していなくても、

動かない理由として
使ってしまうことがあります。

気質は、自分を縛るものではありません。

どう生きるかを決めるのは、
最後は自分自身です。

HSS型HSPの私が、やりたいことを後回しにしていた理由

会社勤めをしていた頃、
私はずっと

「いつか自分で仕事がしたい」
と思っていました。

でも、その思いが浮かぶたびに、
頭の中では別の声が聞こえてきます。

「起業なんて自分には無理。」

「やりたいことなんて見つからない。」

「起業のタネなんてない。」

そうやって自分で打ち消しては、
またいつもの仕事に戻る。

そんな毎日を繰り返していました。

今振り返ると、
あの「無理」や「見つからない」は、

事実というより、動かないための
理由だったのだと思います。

繊細さが先に危険を察知し、
好奇心が芽を出す前に摘み取っていた。

そうして私は、何年も同じ場所に
立ち止まっていました。

HSS型HSPの女性がやりたいことについて相談し、自分らしい働き方を考えている様子

HSS型HSPが変化を怖がる理由

そんな「自分で仕事がしたい」
という思いの裏側で、

私はずっと組織の中で働くことに
違和感を抱えていました。

「この働き方は自分には合わない。」

振り返ると、あの違和感の正体は、
自分に割り当てられた役割を

淡々とこなしていくだけの
働き方だったのだと思います。

自分で「こうしたい」と思っても、
決められた役割の枠の中に収めてしまう。

その積み重ねが、じわじわと
自分をすり減らしていました。

そんな思いは何度も浮かんでいましたが、
一方で変化することは怖かったのです。

たとえ満足できない環境でも、
未知の世界へ踏み出す不安より、
今の安定を選んでしまう。

そうして私は、長い間、
自分の本心をごまかしながら
生きていました。

今振り返ると、そこにも
HSS型HSPらしい葛藤があった
のだと思います。

新しいことへの好奇心がある一方で、
繊細さゆえに先の不安を強く感じてしまう。

「変わりたい」という気持ちと、
「怖い」という気持ちの間で
揺れ続けていました。

そんな状況が大きく変わったのが、
コロナ禍でのリストラです。

自分と向き合わざるを
得ない時間ができ、

「このままでいいのか」と
初めて本気で考えるようになりました。

そこでようやく、
「今までとは違う生き方を選びたい」
と決意することができたのです。

矛盾した気質を、最大の武器に変える

矛盾する気質は、なくすものでも、
どちらかを選ぶものでもありません。

繊細さがあるから、
人が見過ごす違和感に気づける。

好奇心があるから、
その違和感の先へ踏み出そうと思える。

以前の私は、この二つの気質を
お互いの足を引っ張るものだと
思っていました。

でも今は、どちらか一方だけでは
今の私はなかったと感じています。

好奇心だけなら、勢いで進みすぎて
いたかもしれません。

繊細さだけなら、不安ばかりが
大きくなって動けなかったかもしれません。

だからこそ、この矛盾した気質は
弱点ではなく、自分らしく進むための
前提なのだと思っています。

そして、「やりたいこと」は、
最初からはっきり見えている
とは限りません。

むしろ、最初から明確になっている
人のほうが少ないのではないでしょうか。

興味を持ったことを試し、
「これは違うな」と思う
経験も重ねながら、

「これなら続けたい」と思える
ものが少しずつ見えてくる。

私自身も、最初から今の仕事を
目指していたわけではありません。

さまざまなことに興味を持ち、
学び、試行錯誤を重ねてきた先に、

「これなら続けたい」と
思えるものに出会いました。

だから私は、やりたいことは
探し当てるものというより、

動きながら輪郭がはっきり
してくるものだと思っています。

結び

気質を理解することは、
通過点だと最初にお伝えしました。

そこから先、実際にどう動くか——

それが、この記事でいちばん
伝えたかったことです。

弱点だと思っていたものも、
見方を変えれば、
自分らしく進むための力になります。

もし今、少しでも気になって
いることがあるなら、

その気持ちを無視せず、
小さくても試してみてください。

やりたいことは、考えているだけ
では見えてこないこともあります。

動きながら、少しずつ輪郭が
はっきりしてくるものだからです。

一人で考えていると、同じところを
ぐるぐる回ってしまうこともあります。

そんなときは、誰かと一緒に整理する
ことで、見えてくるものもあります。

もし一人では難しいと感じたら、
モニターセッションで
一緒に整理していきましょう。

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