やりたい気持ちはある。
なのに、なぜか動けない。
パソコンを開いても、
気づけばSNSを眺めている。
資格の本を買ったのに、
開かないまま数ヶ月が過ぎている。
何か始めようと調べ始めるうちに、
情報の多さに埋もれて結局何も決められない。
そういう自分を、意志が弱いとか、
甘えているとか、そんな言葉で
片付けてしまってはいないでしょうか。
でも実際には、そこにはちゃんとした理由があります。
この記事のポイント
- 行動できないのは意志の弱さではない
- 慎重さ・完璧主義がブレーキになることがある
- 思考だけではなく身体にもアプローチが必要
- 整うことで自然に動けるようになる
見えすぎるから、動けなくなる
「やってみたいけど、失敗したらどうしよう」
「もう少し準備が整ってから」
「あの人はできているのに、自分には無理かもしれない」
そんな考えが頭を巡って、
気づけば一日が終わっている。
周りからは
「考えすぎだよ」
「もっと気楽にやってみたら」
と言われることもあるかもしれません。
でも、いざ動こうとすると、
その先の展開が見えてしまう。
「これをやれば次にこの問題が起きる」
「一時的にうまくいっても、すぐ壁にぶつかる」
——そこまで見通せてしまうからこそ、
簡単に「気楽に」とはいかないのです。
これは、リスクを察知する力が高い
ということです。
起こりうる問題を事前に見抜く。
細部まで丁寧に考える。
本来はとても価値のある才能です。
ただ、その才能が裏目に出ることがあります。
リスクが見えすぎるあまり、
「もし失敗したら」という不安が
次々に浮かび、
考えれば考えるほど足が止まる。
完璧主義も同じ構造です。
質にこだわる力があるからこそ、
「まだ足りない」
「もう少し整ってから」
とスタートラインに立てなくなる。
動けないのは、
能力が足りないからではなく、
才能の使い方が
まだ噛み合っていないだけです。
本当に怖いのは、失敗ではなく変化
「本気を出せばできるかもしれない」
——そう感じた瞬間、
なぜかブレーキがかかる。
やる気が出たと思ったら、急に不安になる。
そんな経験はないでしょうか。
私自身、子供の頃、勉強ができる
兄の背中を見て育ちました。
「本気を出せばできる」と思いたかった。
けれど本気で向き合えば、
自分の限界を知ることになる。
それが怖くて、ずっと本気になれずにいました。
「できないかもしれない」と思っている間は、
ある意味で安全な場所にいられます。
挑戦しなければ傷つかない。
本気を出していないからこそ、
まだ可能性が残っている。
そう思える間は、今のままでいられる。
けれど
「もしかしたら自分はできるかもしれない」
と感じ始めた瞬間、逃げ道が減っていきます。
本当に怖いのは失敗そのものより、
うまくいった後の自分を
引き受けることかもしれません。
- 今の人間関係が変わってしまうかもしれない
- 周りから理解されなくなるかもしれない
- 「変わった自分」として生きていかなければならない
変化には、喜びだけでなく喪失も伴います。
感受性が高い人ほど、「できるかどうか」より
「変わった後の自分を受け入れられるか」
を無意識に見ています。
だから怖いのは能力の問題ではなく、
その能力が人生に求めてくる変化そのものなのです。
「とにかく動く」だけでは変わらない理由
「とにかくやってみよう」
「小さな一歩から」
——そう言われて本を読み、
明日からやろうと決意しても、
数日後にはまた元に戻っている。
そんな経験がある方も多いと思います。
考えすぎて動けない状態が続くと、
頭の中では「やったほうがいい」
と分かっていても、身体は緊張したまま
になっていることがあります。
不安やストレスが続くと、
呼吸が浅くなったり、
身体がこわばったりして、
さらに考えがまとまりにくくなることもあります。
だから必要なのは、無理に自分を
動かそうとすることではなく、
まず安心して動ける状態を整えることです。
根性論や「小さな一歩」だけでは、
なかなか変化につながらないことがあります。
それは、考え方だけではなく、
身体や感情の状態も関係しているからです。
思考・感情・身体、
この三つが噛み合って初めて、
人は自然に動けるようになります。
頭より先に、身体を整える
焦りが募って本に集中できない。
調べ物をしていても、どこか上の空。
そんなときは、頭で考えるのを
一度手放して、身体に直接
アプローチする方法があります。
以下は、心と身体をつなぐ
調整法のワークです。
特別な道具は要りません。
今すぐ試せます。
ストレスや不安が続くと身体が緊張し、
思考もまとまりにくくなります。
身体からアプローチすることで、
頭の中の緊張がゆるみ、
思考や感情が整理されやすく
なることがあります。
気持ちが落ち着く、集中しやすくなる、
呼吸が深くなる、行動への抵抗感がやわらぐ
——そういった変化を感じる方もいます
(体感には個人差があります)。
① 唇の上下のポイント

- 右手の人差し指を上唇の上(鼻の下)に、
中指を下唇の下(顎の上)に当て、
指先でやさしく刺激します。
同時に左手をおへそに軽く当てます。 - そのまま深呼吸を3〜5回繰り返してください。
- 手を入れ替えて同様に行います。
② 鎖骨の下のポイント

- 右手の指先で鎖骨の下のくぼみを、
やさしく刺激します。
同時に左手をおへそに軽く当てます。 - そのまま深呼吸を3〜5回繰り返してください。
- 手を入れ替えて同様に行います。
③ 尾骨のポイント

- 右手を尾骨(背骨の一番下)のあたりに当て、
指先でやさしく刺激します。
同時に左手をおへそに軽く当てます。 - そのまま深呼吸を3〜5回繰り返してください。
- 手を入れ替えて同様に行います。
自分を変えるのではなく、使いこなす
慎重に考えられる力も、
リスクを見極める力も、
細部まで丁寧に考えられる力も、
大切な才能です。
手放す必要はありません。
「考えすぎ」と言われる感性も、
「気楽に」と言われても
簡単にはできない誠実さも、
本来は強みです。
ただ、その才能が空回りしている状態を、
整えるだけでいい。
思考・感情・身体の足並みが揃ったとき、
才能は自然と前に向かって動き始めます。
自分を変えようとしなくていい。
自分を使いこなせるようになればいい。
それをどう選び取っていくかは、
結局のところ自分次第です。
一人で頭の中だけで整理しようとすると、
同じ不安や思考を何度も
巡ってしまうことがあります。
誰かと一緒に思考・感情・身体を
整理することで、動き出しやすくなる
こともあります。
心と身体の自然療法カウンセリングでは、
思考・感情・身体の三つに
同時にアプローチしながら、
“なんとなく”で動くのではなく、
納得した上で迷わず動けるようになる
お手伝いをしています。
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